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薬で痩せた後に筋肉を守る食事と運動|ジム経営者が自分の体で試して分かったこと

薬で痩せた後に筋肉を守る食事と運動|ジム経営者が自分の体で試して分かったこと
DISCLOSURE 当メディアは株式会社WITH Jが運営し、記事内のリンクから申込があった場合に報酬を受け取ることがあります。
坂本宗瞳
坂本宗瞳 / Muneto Sakamoto
株式会社WITH J 代表取締役
全国約70店舗を展開するパーソナルジム「NEXUS」のフランチャイズ開拓に携わりながら、自身も加盟店オーナーとして1店舗を運営。自分自身のダイエット成功体験が原点。記事はジム運営側の立場で書いていますが、数字を良く見せず、現場で実際に起きていることを基準にしています。
運動監修:NEXUSパーソナルジム

GLP-1などのメディカルダイエットで体重を落とした人が、ジムの体験カウンセリングに来る理由はほぼ一つです。「体重は落ちたのに、見た目が思っていたのと違う」。

私自身、薬を使って体重を落とした経験があります(その経緯は別の記事に書きました)。そのとき一番困ったのが、落ちたのは脂肪だけではなかったことです。鏡を見ると、二の腕とお腹の皮膚がたるんで、顔がやつれて見えた。体重計の数字は目標に届いていたのに、です。

この記事は、薬で痩せた後に筋肉を守るための食事と運動の組み方を、実際にやって効いたものだけに絞って書きます。薬そのものを勧める記事ではありません。使うかどうかは医師と相談してください。

結論:食事量が減った分、タンパク質の「密度」を上げる

薬で食欲が落ちると、食事量そのものが減ります。これが痩せる仕組みなので当然なのですが、問題は減った食事の中でタンパク質も一緒に減ることです。

筋肉は毎日分解と合成を繰り返していて、材料(タンパク質)が足りないと分解が勝ちます。食事量が半分になって、タンパク質も半分になれば、筋肉は落ちる。体重は減るけど、減った中身の2〜3割が筋肉、という状態です。

やることは単純で、食べられる量が減った分、1食あたりのタンパク質の割合を上げる。これだけです。

食事:現場で勧めている3つの組み方

1. 1食の最初に主菜を食べる 食欲が落ちている人は、途中でお腹がいっぱいになって食べ切れません。だから、順番を変えます。ご飯や汁物より先に、肉・魚・卵を食べる。満腹で残すなら、残すのは主食の方にする。これだけでタンパク質の摂取量が変わります。

2. 1日の目標は体重×1.2〜1.5g。届かない分はプロテインで埋める 体重60kgなら72〜90g。食欲が落ちている時期にこれを食事だけで取るのは、正直かなり難しいです。無理に食べて気持ち悪くなるより、1〜2杯のプロテインで埋めた方が確実です。選び方は別の記事に書いていますが、薬を使っている時期は胃に残りにくいホエイの「アイソレート」タイプが合う人が多いです。

3. 「食べられる日」に食べ溜めしない 薬の効き方には波があります。食欲が戻った日に反動で食べ過ぎて、翌日また食べられない。この波が大きいほど、筋肉は落ちやすい。食べられる日も、主菜を増やす方向で量を足してください。甘いものや揚げ物で足すと、脂肪だけ戻ります。

運動:週2回の筋トレで足りる。有酸素運動は後回し

薬で痩せている最中は、エネルギーが足りない状態です。ここで長時間の有酸素運動をすると、体は脂肪より先に筋肉を分解してエネルギーにします。「痩せるために走る」が、この時期は逆効果になります。

やるべきなのは筋トレで、それも週2回で十分です。現場でやっている中身はこれだけです。

種目狙う場所回数の目安
スクワット太もも・お尻10回×3セット
ランジお尻・太もも裏左右10回×3セット
ダンベルプレスまたは腕立て胸・二の腕10回×3セット
ローイング(ダンベルで引く)背中10回×3セット
プランクお腹30秒×3セット

ポイントは「10回で限界が来る重さ」でやることです。軽い重さで30回やっても、筋肉に「残す理由」が伝わりません。筋肉は、使われている限り体が守ろうとします。重さをかけることが、体に「この筋肉は必要だ」と伝える唯一の方法です。

有酸素運動は、体重が目標に届いて食事量が戻ってから。順番を逆にしないでください。

自分の体でやって、効いた順番

私の場合、薬で落とした後にやったことを順番に書くとこうです。

  1. まずプロテインを1日2杯に固定した(食事でのタンパク質が足りていないことを認めた)
  2. 筋トレを週2回、上の5種目だけにした(やることを減らしたら続いた)
  3. 走るのをやめた(走っていた時期は体重が落ちても見た目が変わらなかった)
  4. 3か月後、体重はほぼ同じで、ウエストが4cm減って、二の腕のたるみが目立たなくなった

体重が変わらなくて焦った時期もありますが、脂肪が減って筋肉が戻れば、体重は動きません。見た目で判断してください。

薬をやめた後にリバウンドしないために

筋肉が戻ると、基礎代謝が戻ります。これがリバウンド防止の土台です。薬で食欲を抑えている間に筋肉を落としてしまうと、薬をやめて食欲が戻ったときに、燃費の悪い体で元の量を食べることになる。リバウンドする人のパターンは、ほぼこれです。

逆に、薬を使っている間に筋肉を守れた人は、やめた後も体重が戻りにくい。薬の期間は「痩せる期間」ではなく「痩せた体を維持できる体に作り替える期間」だと考えてください。

まとめ

薬で痩せたことを後ろめたく思う必要はありません。ただ、薬が落とすのは体重で、見た目を作るのは食事と筋トレです。そこだけは、自分でやるしかありません。

薬で痩せた後の体づくりを相談したい方へ

NEXUSの無料カウンセリングでは、今の食事量と体重の推移を聞いたうえで、筋肉を守るための食事と週2回のトレーニング内容をその場で組みます。薬を使っていることを隠す必要はありません。
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