マシンピラティスは痩せる?ジム経営者が見た効果の現実と、痩せた人がやっていたこと
「ピラティスを半年やっているけど、体重が変わらない」。ジムの体験カウンセリングで、この相談を受けることが増えました。
私はパーソナルジムの運営側なので、立場上ピラティスを下げたくなるかもしれません。でも実際には、ピラティスで見た目が変わった人をたくさん見ていますし、ジムよりピラティスが向いている人がいることも別の記事に書いた通りです。
この記事では「痩せるのか」という問いに、運営側の立場で正直に答えます。
結論:見た目は変わる。体重は、それだけでは動きにくい
マシンピラティスで起きる変化は、主に次の3つです。
- 姿勢が整う(猫背・反り腰・巻き肩が直り、立ち姿が変わる)
- 体幹と深い筋肉が使えるようになる(お腹が引き上がる、腰まわりが安定する)
- 関節の動きが良くなる(肩こり・腰の違和感が減る)
この3つで、見た目は確実に変わります。 同じ体重でもウエストの線が出て、写真で「痩せた?」と言われる。これはピラティスの本当の効果です。
一方で、体重計の数字はそれだけでは動きにくい。 マシンピラティスの消費カロリーは、1回50分で150〜250kcal程度。おにぎり1個分です。筋肉量が大きく増えるタイプの運動でもないので、基礎代謝も大きくは変わりません。
つまり「痩せる」の定義が「見た目が引き締まる」ならYes、「体重を5kg落とす」ならピラティスだけではNo、が現実です。
なぜ「ピラティスで痩せた」という人がいるのか
それでも、ピラティスで体重まで落ちた人は実在します。その人たちを見ていると、共通点があります。
1. 食事が変わっている ピラティスを始めると、体に意識が向きます。姿勢を意識し、呼吸を意識し、体の内側を感じるようになると、食事も自然と選ぶようになる。「ピラティスの効果」というより「ピラティスをきっかけに食事が変わった効果」です。
2. 週2回以上、3か月以上続いている 週1回だと、姿勢の変化は出ても体重までは動きにくい。週2〜3回を3か月以上続けた人に、体重の変化が出ています。
3. 他の運動も足している ウォーキングを始めた、階段を使うようになった、週1でジムにも行っている。ピラティスで体が動くようになった結果、他の運動が苦でなくなった人が多い。
逆に言うと、ピラティスだけをやって、食事も他の運動も変えていない人は、見た目は変わるけど体重はほぼ動いていません。
体重を落としたい人がピラティスを選ぶなら
目的が体重なら、ピラティスを選ぶこと自体は否定しません。ただ、次の3つをセットにしてください。
- 食事を記録する:アプリでも紙でもいい。記録するだけで食べる量は減ります
- 週2回を固定する:「空いたら行く」は、どの運動でも結果が出ません
- タンパク質と食物繊維を足す:ピラティスで整えた体に、材料を入れる。詳しくは別の記事に書いています
これをやれば、ピラティスでも3か月で体重は動きます。やらなければ、ジムでも動きません。運動の種類より、食事と頻度の方が体重には効きます。
ジムに切り替えた方がいいサイン
ピラティスを続けていて、次のどれかに当てはまるなら、ジムの方が早いかもしれません。
- 3か月続けて、見た目は変わったが体重が2kg以上落ちていない
- 落としたい体重が5kg以上ある
- 「引き締まった」より「筋肉をつけたい」になってきた
- 食事を自分で管理するのが難しく、誰かに見てほしい
特に最後の「食事を見てほしい」は、ピラティススタジオでは基本的に対応していない部分で、パーソナルジムとの一番の違いです。
逆に、肩こりや姿勢が主な悩みで、体重はそこまで気にしていないなら、そのままピラティスを続けた方がいい。無理にジムに来る必要はありません。
両方やるなら
予算が許すなら、組み合わせが一番結果が出ます。
- 体重を落としたい時期:ジム週2回+ピラティス週1回
- 落ちた後の維持期:ピラティス週2回+ジム月2回
ジムで落として、ピラティスで姿勢と線を整える。この順番で3か月やった人の仕上がりが、現場で見ている中で一番きれいです。
まとめ
- マシンピラティスで見た目は変わる。体重だけはそれだけでは動きにくい
- 痩せた人は、食事・頻度・他の運動のどれかが一緒に変わっている
- 体重が目的なら、食事記録・週2固定・タンパク質と食物繊維をセットに
- 3か月で体重2kg未満、5kg以上落としたい、食事を見てほしい、ならジムへ
- 一番きれいなのは、ジムで落としてピラティスで整える順番
体重を落としたい方へ
NEXUSの無料カウンセリングでは、ピラティスを続けている方の相談も受けています。今のピラティスを続けた方がいいか、ジムを足した方がいいかを、目的を聞いたうえでお伝えします。
※無理な勧誘は一切ありません。